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C会社・社長

協力雇用主とは?太陽興産が続ける社会復帰支援の取り組み

建設現場で働く作業員の後ろ姿
この記事の見方働く場があることが、生活を立て直す土台になります。太陽興産が協力雇用主として続けてきた取り組みを整理します。

協力雇用主とは

協力雇用主とは、犯罪や非行をした人の事情を理解したうえで雇用し、その立ち直りと社会復帰を支える民間の事業主のことです。各地の保護観察所に登録して活動します。

人がもう一度社会の中で歩み出すとき、住まいや相談先と同じくらい欠かせないのが「働く場」です。決まった時間に現場へ向かい、役割を持ち、誰かと言葉を交わしながら一日を終える。その当たり前のリズムこそが、生活を立て直す土台になります。

太陽興産は、金沢を拠点にする総合建設会社として現場の仕事を続けながら、2013年(平成25年)に協力雇用主として登録し、社会復帰を支える取り組みを重ねてきました。

なぜ建設会社が社会復帰支援に取り組むのか

太陽興産が大切にしてきたのは、「働く意思のある人に、もう一度仕事に向き合える場所をつくる」という考え方です。これは「みんなでハッピー、Happy life partner」という当社の理念とも地続きにあります。お客様や従業員だけでなく、社会全体の幸福に貢献したい——その願いの、ひとつの形が社会復帰支援です。

建設の現場は、決して楽な仕事ばかりではありません。朝の準備、安全確認、現場ごとのルール、仲間との連携、片付けまで、日々の積み重ねが求められます。

その一方で、成果が目に見えやすい仕事でもあります。自分が関わった建物や道路が形に残り、「助かった」「ありがとう」と声をかけられる経験は、働く人にとって確かな自信になります。だからこそ、経歴だけで人を判断するのではなく、仕事に向き合う姿勢や、現場で覚えようとする意欲を見ていきたいと考えています。

建設業だからできる支え方

建設業には、未経験からでも現場で少しずつ覚えられる仕事があります。

最初からすべてを任されるわけではありません。道具や材料の名前を覚える、運ぶ、片付ける、先輩の動きを見て学ぶ。そうした基本の積み重ねから、現場で必要な力が身についていきます。

太陽興産は、建築・土木・とび土工・大工・解体と、幅広い工種を手がける総合建設会社です。扱う仕事の幅が広いぶん、体力を活かせる作業から、図面や段取りに関わる仕事まで、入り口がいくつもあります。「最初の一歩」を見つけやすいことも、建設業が社会復帰を支えやすい理由のひとつだと考えています。

そして現場では、一人で完結する仕事はほとんどありません。

現場 01

朝礼で当日の段取りと危険箇所を共有する

現場 02

作業中はお互いに声をかけ合う

現場 03

終了後は片付けと翌日の準備をそろえる

この流れの中で、生活のリズムや人との関わり方を少しずつ取り戻していけること。それも、建設の現場が持つ支える力だと感じています。

国・関係機関からいただいた感謝状

協力雇用主としての歩みに対し、太陽興産はこれまでに次の感謝状をいただいてきました。

  • 2014年(平成26年)法務省金沢保護観察所より感謝状
  • 2017年(平成29年)法務省金沢保護観察所より感謝状
  • 2019年(令和元年)中部地方更生保護委員会より感謝状
  • 2022年(令和4年)法務大臣より感謝状

これらは一度の大きな取り組みに対してではなく、保護観察所などの関係機関と連携しながら、地域の中で続けてきた日々の姿勢に対していただいたものだと受け止めています。

社会復帰支援は、きれいな言葉だけで成り立つものではありません。一緒に働く以上、うまくいかないこともありますし、仕事を覚える時間も、生活面の課題と向き合う時間も必要です。それでも、地域の中に「受け入れる会社」があること自体に意味があると考えています。

支援はどのように始まるのか

協力雇用主としての受け入れは、会社が単独で進めるものではありません。一般的には、保護観察所やハローワークといった関係機関とのやり取りの中で就労につながり、就職後も、会社と関係機関が連絡を取り合いながら見守っていきます。

太陽興産でも、こうした関係機関と連携しながら、その時々の状況に合わせて関わり方を考えてきました。本人にとっても、迎える現場の側にとっても無理のない形で続けられること。それを一番に置いています。

個人への配慮について

協力雇用主や社会復帰支援に関する発信では、個人が特定される情報の扱いに十分な配慮が必要です。

本記事でも、実在の方の経歴や個別のエピソードには踏み込まず、太陽興産としての取り組み全体と、その社会的な意味を中心にご紹介しています。今後このテーマを発信する際も、本人の尊厳とプライバシーを守ることを前提に、必要な確認を行いながら進めていきます。

地域に「働く場」を残すということ

いま建設業界は、担い手不足という大きな課題を抱えています。その一方で、社会には「働きたい」「もう一度やり直したい」と考える人もいます。必要なのは、その思いを受け止め、仕事として成り立つ形にしていく場です。

太陽興産が協力雇用主としての取り組みを発信するのは、自社の実績を大きく見せるためではありません。金沢・石川の建設会社として、仕事を通じて人を支えられること。会社にとっても、地域にとっても、働く本人にとっても意味のある関係をつくれること。それを少しずつでもお伝えしたいからです。

これから建設業で働きたい方にとっても、「経歴だけでなく、これからの姿勢を見てくれる会社がある」と知っていただくことが、応募や相談の一歩になるかもしれません。太陽興産はこれからも、建設の仕事を通じて、地域に必要とされる「働く場」をつくり続けてまいります。

よくある質問

Q. 協力雇用主とは何ですか?
A. 犯罪や非行をした人の自立と社会復帰を支えるため、その事情を理解したうえで雇用する、または雇用しようとする民間の事業主のことです。保護観察所に登録して活動します。
Q. この記事では個人の体験談を紹介していますか?
A. いいえ。本記事は個人が特定される経歴やエピソードには踏み込まず、太陽興産の取り組み全体と、その社会的な意味を中心に紹介しています。